身体活動基準、身体活動指針の改定(厚労省/2013年3月18日)

2015/01/29

改定された身体活動基準、身体活動指針(アクティブガイド)について(厚生労働省/2013年3月18日)

 厚生労働省は、2013年度から「健康日本21(第2次)※1」を開始することから、新たな科学的知見に基づき「健康づくりのための身体活動基準2013※2」、「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド2013)※3」を策定しました。

改定の主なポイントは

  • 身体活動(生活活動、運動)全体に着目することの重要性から、2006年策定の「運動基準運動指針」から「身体活動基準」、「身体活動指針」に名称を改めています。
  • 身体活動の増加でリスクを低減できるものとして、従来のメタボリック症候群を含めた循環器疾患、糖尿病に加え、がん、ロコモティブ症候群※4、うつや認知症が含まれることを明確化しています。
  • こどもから高齢者までの基準を検討し、科学的根拠のあるものについて基準を設定しています。
  • その他、保健指導で運動指導を安全に推進するための具体的な判断・対応の手順や活用例及び社会環境整備などについてついてもまとめています。

 

※1 健康日本21
http://www.kenkounippon21.gr.jp

国民の健康増進の推進に関する基本的な方向や国民の健康の増進の目標に関する事項等を定めたものです。

 

※2・3「健康づくりのための身体活動基準2013」、「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド2013)」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002xple.html

身体活動分野における国民の取り組みの基準を示したものが「健康づくりのための身体活動基準2013」、その内容を国民向けに解りやすく示したものが「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」です。上記サイトでは一般の方向きの「アクティブガイド」をPDFファイルで提供しています。

 

※4 ロコモティブ症候群
https://locomo-joa.jp/

骨、関節、筋肉といった運動器の機能が衰えることにより日常生活での自立度が低下し、介護が必要になったり、寝たきりになるリスクの高い状態のことをいいます。上記サイトは、一般の方向きにロコモティブ症候群に関する情報や資料を総合的に提供しています。