認知症は12のリスク要因を改善することにより約40%予防可能(ランセット委員会)

発信日:2020/08/20

 世界をリードする認知症の専門家からなるランセット委員会が、体系的な文献レビュー、メタ分析、および個々の研究を含む、この分野で最も優れたあらゆるエビデンスについて行った調査分析結果。
 同委員会は2017年に「教育」、「難聴」、「高血圧」、「肥満」、「喫煙」、「うつ病」、「社会的孤立」、「運動不足」、「糖尿病」9つのリスク要因を改善することにより発症を遅らせたり、発症を約35%ほど予防する効果が期待できると報告した。その結果に、今回、当時エビデンス(科学的根拠)不足であった「過度の飲酒」、「頭部外傷」、「大気汚染」の3リスク要因を加え2020年7月30日に発表。
 認知症に関連する12のリスク要因を改善することで、発症を遅らせたり、発症を約40%ほど予防する効果が期待できるという。(上図参照)

 「Dementia prevention, intervention, and care: 2020 report of the Lancet Commission」The Lancet Journal
 https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(20)30367-6/fulltext

 

メニューに戻る