1日に必要な水分は摂取できていますか?~生活行動と水分補給をセットにして脱水症状を防ごう~
発信日:2021/08/06
「のどが渇いたから水を飲む」のが普通ですが、実は「のどが渇く」という感覚は加齢とともに衰え、水分補給をしないままに過ごしてしまう要因の一つです。また、在宅時間が長く、あまり動いていない、汗をかいていない状態だと年齢に関係なく、水分補給を忘れがちで、知らず知らずのうちに脱水傾向に陥っている可能性があります。
おうち時間が長い方、高齢者の方は飲むタイミングを決めてみませんか?
のどが渇いていなくても1時間に1回は水分補給をすることが理想ですが、上記のようについつい忘れてしまう、という方や介護が必要な高齢の方は、例えばお薬を飲む時間を決めるのと同じように水分補給を1日の予定として組み込み、確実な水分補給をしておきましょう。
水分補給に『何を飲むか』は重要です。アルコールやコーヒーは脱水を進めてしまうので、水分補給には適していません。炭酸飲料・スポーツドリンクなどの糖を多く含む清涼飲料水を飲みすぎると高血糖状態を招く恐れがあります。血糖値が上がるとさらにのどが渇き、清涼飲料水を飲んでしまうという悪循環に陥ってしまい、注意が必要です。また糖分過多は肥満の要因にもなります。発汗が多い運動や作業、発熱をしていない場合は塩分補給の必要はありません。通常のお茶や水を飲むことをお勧めします。
引用:保健指導リソースガイド 夏の水分補給が脳と心臓を守る 「水を飲む習慣で予防」
:eヘルスネット 嗜好飲料(アルコールを除く)
参考:東京新聞 暑さで脱水「夏血栓」注意 脳梗塞などの引き金に