健康づくりにおける歩行の量と質の目安

発信日:2019/03/01

 「中之条町研究※」(東京都健康長寿医療センター研究所)により、初めて、一貫して統計的かつ臨床的に有意な健康上の効果を得るために必要な1日あたりの歩数と中強度活動(速歩)時間の目安が示されました。
 その目安は、生活習慣病を予防し、健康状態を良好に保つためには、「1日あたりの歩数が8,000歩以上で、その中に中強度活動(速歩)が平均して1日に20分程度含まれているのが望ましい」という内容です。その上で、中強度で行う日常生活活動の割合が高い人ほど、心身ともに健康の度合いが高い傾向があるとしています。
 また、膝や腰に痛みがある方や75歳以上の方は、無理をせず、家に閉じこもらずに“おでかけ”すれば達成しやすい「1日5,000歩以上で、その中に中強度活動(速歩)が平均して1日に7.5分程度含まれているのが望ましい」という目安を示しています。

※ 中之条町研究・・・東京都健康長寿医療センター研究所が、2000年から10年以上にわたり群馬県中之条町で行った身体活動(歩行)と病気予防の関係について行った長期研究。

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