亡くなる病気から助かる病気に!寄り添う病気に!がんの部位別臨床期別10年相対生存率
発信日:2019/04/10
国立がん研究センターは2019年4月9日、2002~2005年に全国20施設でがんと診断され治療を受けた7万285人の患者を追跡調査した結果を発表しました。
がんと診断された患者の10年生存率は56.3%で、昨年の調査と比べ0.8ポイント上昇しています。
部位別では、前立腺の95.7%が最も高く、甲状腺84.3%、乳房83.9%と続き、最も低かったのは すい臓で5.4%という結果でした。
進行度を示す臨床期別では、生存率に大きな差があり、例えば大腸がんであれば、Ⅰ期91.0%、Ⅱ期79.0%、Ⅲ期72.6%、Ⅳ期11.0%で、改めてがん検診受診による早期発見の重要性が示唆された結果といえます。