がん治療と仕事の両立!企業向け「がんになっても安心して働ける職場づくりガイドブック」を公開
発信日:2019/06/01
がんと共生する時代に際し、企業にとってがん対策は健全な経営にかかせないことから、国立がん研究センターは、企業向けに「がんになっても安心して働ける職場づくりガイドブック」を作成し、ホームページで公開しました。冊子は、大企業編と中小企業編があり、治療と仕事の両立支援のポイントや、下記「企業が心がけるべき7カ条」などを紹介しています。
企業が心がけるべき7カ条
実際に社員が診断されたときには、どう対応すべきか。ガイドブックでは、企業が心がけるべき7ヵ条を紹介している。
第1条 社員の気持ちに寄り添う
まず重要なのは、本人の気持ちに寄り添い、受け止めることだ。
第2条 本人の意向を確認し、話し合う
対応を決めるために、よく話し合うことが必要。
第3条 がんのイメージに振り回されない
正確な情報をもとに行動することが大切。
第4条 状況の変化に柔軟に対応する
時間軸による変化にも注意する。
第5条 個別性を考慮する
がんは個別性が高い病気で、同じがん種で同じステージでも、治療法や副作用のあらわれ方、予後が全く異なるケースは少なくない。
第6条 個人情報の取り扱いに気をつける
どのような情報をどこまで開示するかは、本人と話し合いながら、慎重に判断する。
第7条 周囲の社員への配慮も忘れない
本人だけではなく、周囲の人への配慮も忘れないようにする。
国立がん研究センター がん情報サービス
https://ganjoho.jp/pub/support/work/index.html