糖尿病のリスクをチェックしてみませんか?精度の高いチェックツールのご紹介(国立国際医療研究センター)

発信日:2019/12/03

 国立国際医療研究センター(NCGM:National Center for Global Health and Medicine)は、主に働き盛りの世代での糖尿病の予防対策を支援するために、「糖尿病リスク予測ツール 第2版」を教育ソフトウェアと共同開発。
 「糖尿病リスク予測ツール 第2版」は、糖尿病と診断されたことのない30から64歳の人を対象として3年以内の糖尿病発症のリスクを予測するツール。職域多施設研究「J-ECOHスタディ※」で収集した約3万人の健康診断データにもとに、人工知能(AI:Artificial Intelligence)の機械学習の技術により開発。
 プログラムは「糖尿病の既往歴」「性別」「年齢」「BMI」「腹囲」「喫煙習慣」「血圧」など12の基本項目により予測できる簡易版と「空腹時血糖」「ヘモグロビンA1c」「LDLコレステロール」「HDLコレステロール」「中性脂肪」「AST(GOT)」「ALT(GPT)」「γ-GTP」「ヘモグロビン」のデータを追加すると、より精度の高い予測ができるプログラムで構成。
 結果は、「3年以内に糖尿病を発症するリスク」(上図参照)に加えて「あなたへのアドバイス」等が表示される。

※ 職域多施設研究(J- ECOH Study:Japan Epidemiology Collaboration on Occupational Health Study)。職域における多施設共同研究で、関東・東海に本社を置く12企業(約10万名)が参加した大規模なコホート研究

糖尿病リスク予測ツール 第2版
https://www.ncgm.go.jp/riskscore/

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