和食を上手に食べて健康長寿世界一に!(平成28年3月)

 日本人の世界一の平均寿命は、寿命を縮める心臓死が先進国中一番少ないからです。これが少ないのは、ご飯を食べ、動脈硬化を起こすコレステロールなどの脂肪の摂取が少なく、魚と大豆の両方を食べるという世界にも稀な食習慣の御蔭です。魚のDHAやタウリン、大豆のイソフラボンや蛋白質が血管の健康に良いからです。その上、魚や海藻など海の幸、大豆など種実類、野菜、果物、いも、茸などの山の恵みには、共通の栄養源、マグネシウムが多いのです。この摂取が多いと、肥満、高脂血症や高血圧も少ないことが世界調査でわかってきました。

 そもそも、生命は、38億年前に海で単細胞で生まれ、多細胞になり、陸に上がってついに人に進化したのです。そのため、海の水の成分、マグネシウムは、身体の中で大切な働きをしているのです。その上、海の幸、山の恵みで暮らした縄文時代までの食事は、マグネシウムがとても多かったのです。

実は、マグネシウムの多い食事は、食物繊維も多く、血糖値の上昇もスローにするのです。県民運動の結果でも、「マグネシウムを多く摂る人は、日本人がなり易い糖尿病にもなりにくい!」事がわかりました。

 要は、脳卒中を多くして健康寿命を縮める塩分の摂り過ぎを止め、和食を上手に食べれば、世界一の健康長寿も可能なのです(家森)

まごわやさしいイラスト

納豆チヂミ

材料:2人分

納豆(小粒 タレ付き)1パック45g
青ネギ 1本
桜エビ4g
小麦粉 大さじ3
片栗粉 大さじ2
水 大さじ4
ごま油 小さじ2
タレ
ポン酢 大さじ2 
砂糖小さじ1/2 
ねり辛子  少々
白ごま 小さじ1
エネルギー:
198kcal
塩分:
1.6g
マグネシウム:
40mg

作り方

  1. 青ネギは小口切りにする。
  2. ボールに小麦粉、片栗粉、水、納豆のタレを加えてよく混ぜる。
  3. 2に納豆、桜エビ、青ネギを加えて混ぜる。
  4. フライパンにゴマ油の1/2量を熱し、3の1/2量を入れて焼く。片面に焦げ目がついたら裏返し、裏面も焼く。残りの生地も同様に焼く。
  5. タレの材料を混ぜ合わせ、食べやすく切ったチヂミに添える。

マグネシウムをしっかりとるには?

マグネシウムは、豆や海藻、ごまなど、昔ながらのおふくろの味に多く含まれています。ファーストフード中心の食事では、不足してしまいますので注意しましょう。

マグネシウムが多い食品イラスト

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