口腔ケアとは口の中の清掃だけではなく、食べる力を維持・改善することの他、なるべく口を動かしてもらうために、「今日は何を食べたいですか？」等、患者さんに話しかけて返答していただくこと等、コミュニケーションを改善する、口腔リハビリテーションも含まれるというお話があり、色々な疾患予防にも役立つことを学んだことで、口腔ケアの必要性を認識しました。また、食事支援では、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症の症状に合わせた注意点を説明いただき、具体的な方法を知ることが出来ました。口腔ケアと食事支援を通して大切なことは、患者さんの様子を普段からよく観察し、何か普段と様子が違うことがあれば、自分の中だけで留めておかずに、小さな変化でも医師に相談すること等が大切になってくるというお話がありました。参加者からは、「実例をあげて説明して下さり、分かりやすかった」「認知症でも型によって、注意すべき点、着目する点が違うことを学びました」等の感想がありました。